キャンドルの炎は美しいだけでなくどこか神秘的でもあります。炎をただ見つめるだけで、ストレスなどで崩れがちな精神のバランスを取り戻ることができます。
キャンドルにはリラックスの作用がありますが、主に1/fゆらぎとマイナスイオンによるものです。なぜキャンドルを灯すだけで精神が安定するのか?1/fゆらぎとマイナスイオンという有名なキーワードから紐解いていきます。
キャンドルの炎は不規則なゆらぎを刻んでいるものです。これは自然界に広く見られる”1/fゆらぎ”のリズムで川のせせらぎ、そよ風や木漏れ日やなどで感じる心地良さと同じリズムです。
人間の鼓動もキャンドルの炎と同じ1/fゆらぎのリズムを刻んでいるので、ただ炎を眺めるだけで緊張が自然とほぐれていきリラックスが訪れやすくなります。科学的に脳波を診断すると"1/fゆらぎ"の環境下ではα波が大量に出ていて、リラックスしていることが証明されています。
その反対に心配や焦りなどがあり、精神が落ち着かない時にはβ派が優位になります。身体が緊張し肩や首などにコリが多い方も同様にβ派が優位になっているそうです。仕事などのストレスが多い時はキャンドルの炎を眺めるだけでも気持ちが和らぐことでしょう。
キャンドルが燃焼すると二酸化炭素と水が発生します。キャンドルが気化する水蒸気には立方/cmあたり約2万個のマイナスイオンが発生しています。これは滝の放出するマイナスイオン(立方/cmあたり約1万~1万5千個)を上回ります。
キャンドルが燃焼して発生するマイナスイオンは空気の対流によって部屋中へと満ちていきます。
一方、大気による汚染や電磁波からはプラスイオンが発生しています。プラスイオンに囲まれた環境は疲労感や不眠・ストレスを誘発するとされており、マイナスイオンにはこれらの状態を中和させてくれる力があります。
キャンドルを灯すことは部屋にいながら森林浴をしているのと同様だとされており、久しく植物に触れていない方はキャンドルを灯すことでも代用になるようです。