キャンドルの個性

2016年6月4日(土)から6月5日(日)に箱根で開催されたハワイ島在住の舞踏家ニーシャ( 那須シズノさん)のダンスリトリートにてMeditation Candle~奥駈~を提供させていただきました。
キャンドルを灯して行ったニーシャオリジナルの弥勒瞑想は神秘的で素敵な時間になりました。リトリートや瞑想会などで制作したキャンドルを灯す機会が増えてきたのですが、毎回キャンドルを提供するたびに悩ましく思うことがあります。

それは、キャンドルの燃焼の仕方を均一にコントロールできないことです。そして、今回のリトリートでキャンドルを眺めていた時に気付くことがありました。

 

 

キャンドルは物ではなく生命

それは、手作りしたキャンドル一つ一つには魂があり、それぞれのキャンドルに個性があるということ。そもそも均一化するものではなかったということに気が付きました。キャンドルもまた物ではなくて、一つの個性を持った生命なのかもしれません。

 

風が吹いてもいないのに激しく揺らめくキャンドルもあれば、揺らぎなく一直線に直立した炎のキャンドル、控えめな炎のキャンドルもあったりとそれぞれに個性があります。

 

私は不思議に思っていたのです。

 

同じ素材を同じ条件で、同じ工程で、同じ芯の長さで、同じ灯し方をしているのになぜ炎が均一化しないのだろうと。

 

もともと加工がしやすくて、安定して燃焼するパラフィンなどの石油系のキャンドルであればこのような問題を感じることがなかったかもしれません。加工のしにくい蜜蝋には添加物を用いて均一化を図ることもしていません。

 

添加物を用いれば均一化が図りやすくなるのは確かですが、一つ一つのキャンドルに個性があってもいいのかもしれません。そう思えたら、沸き立つ炎がいい、揺らめかない炎、炎が控えめなものが良くないのではなく、それぞれのキャンドルが個性的で美しいものとして捉えることができます。

 

そう、キャンドルもまた生き物なのです。