印相(ムドラー)

印相(ムドラー)はサンスクリット語の封印が語源となっています。手の印相だけで組み方が何百種類もあると言われています。その中でも代表的なチンムドラー(またはギャーナムドラー)と法界定印(ディヤーナムドラー)を紹介します。

 

手の印相の中で最もポピュラーなものがチンムドラーでしょう。チンムドラーはヨーガの代表的な手の印相で人差し指と親指を結び円を作ります。ヨーガでは人差し指が人の持つ意識、親指が宇宙を意味しています。人の意識と宇宙を結ぶという意味がある手の組み方です。

 

 

手首を回してチンムドラーの円を下向きに組み替えると、ギャーナムドラーと呼ばれる印相になります。(教えるとろによっては上向きの状態をギャーナムドラー、下向きの状態をチンムドラーと呼ぶところもあるそうです。)

 

また、坐禅では手の印相として法界定印を組みます。右手の平を下に、その上に左の手をのせる。そして、親指と親指を軽く接触させ縁を作り、手の小指側が丹田に触れる位置に置きます。

 

左右の親指で円を作ることは、指の先から出ているエネルギーが隣の指へとつながり、内部にエネルギーの円環が起きます。まさにエネルギーが外側に漏れずに内側に封印されています。

 

法界定印は曹洞宗などの禅寺では右手が下で左手を上に置きますが、真言宗などの密教では、左右の手が反対になります。 

 

手の印相は組み方によってエネルギーの流れ方が変わります。様々な組み方がありますので、法界定印とチンムドラーといった代表的な印相から始めてみるといいでしょう。